トランプ経済政策は、ラストベルト(錆びついた地帯の忘れさられた人々)へのフレーミング効果?

 プーチンさんとの会談も終わり、トランプさんも精力的に活動されている割には世の中が好転していないような気がします。

 先週は米国CPIが公表され、CPIは対前年比2.7%上昇率、コアCPIは3.2%上昇率でこの伸び率を、予想より低いと見るか否か?

 トランプ政権の人達は、2.0%より高いことに注目しFRBへの政策金利下げへの材料に使っています。

 輸入製品への価格上昇は、4月の関税上乗せにも関わらず、日本をはじめ各国の輸出企業の努力により抑えられているとのこと!

 そこで、トランプ政権の経済政策の指針となっているミラン大統領経済諮問委員会委員長の論文に触れてみましょう。

 この方、行動経済学の博士号をもっていますが、実務家で経済学者ではなく、政権中枢の幹部としては異色の経歴ですね。

 そもそもトランプさんが、過激なご性格にもかかわらず、大統領選挙に勝利できたのは、ペンシルベニアやミシガン等のラストベルトの製造業の労働者に支持されたところが理由と言われています。

 経済政策も、「忘れさられた人々」に響くMAGAを上手くフレーミングしています。

 ただし、昨今の雇用統計やCPIの動きはミラン論文のとおりにはまだ動いていないようです。

 バンク・オブ・アメリカは、現在の経済統計の動きを2007年付近と比べ、FRBの金利低下への警鐘を鳴らしています。

 とりあえず、関税政策に今回潜入し、次回は通貨政策「マル・ア・ラーゴ合意」を見てみましょう。

 暫定的とはいえ、ミランさんFRBの理事に就任しましたが、論文上は最終的に政策金利は上昇誘導しないと関税によるインフレ圧力と相殺できないとされています。

 抑圧されたブルーカラーの人達の自己肯定感を煽り、外国の消費者へコスト転換しているのでは?

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